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生徒会長×副会長 意地でも、


胸倉を勢い良くひっつかみ、押し付けた唇は昔と変わらない唇で僕は泣きそうになった。目の前で唖然としている彼の顔をひっぱたいてやりたかった。
でも知らない彼にそんなことをすることはできない。
、だけど、

「あんたが覚えて無くても僕は覚えてる」

あんなに愛を囁いていたのもあんたでキスを要求してきたり勝手にするのもあんたで僕をかき乱していたのは全てあんたが、あんたが悪いのに。そんなあんたが忘れてしまったなんて不公平だ。だから、だから。

「僕は忘れませんから!絶対に!あんたが思い出すまで!…思い出さなくても!僕はあんたが好きだ!昔も、今も、あんたに離せてもらってないんだよ!!」
叫び散らすと僕は押す力とともに胸倉を放し突き飛ばした。へたりと座り込む太子を一瞥すると生徒会室の扉を開けて廊下に走り出た。
言い逃げなんかは卑怯だ。そんなの知っている。でもあんたが使っていた手段でもあった。
僕は忘れない。絶対に。この気持ちも何もかも抱えて生きてやる。意地でも、忘れてなんかやるものか。
あんたが僕を意識するまで。見ようとするまで。
意地でも。

***
太子が覚えているというのが多いので妹子が覚えているバージョンで。無駄に語ると副会長には太子に指名されはいらされ、だから太子も覚えているのだと思った。でもたくさんのひとがいるまえではそんなことも言えず、ある日生徒会室で二人になったから、太子と声をかけようとしたら太子が「お前を副会長にしてよかった。やっぱりお前には輝いたものがあったよ。人目みてさ、こいつだーって思ったんだよ!」と妹子が思っていたものとは違う見当違いのことを話す。それで妹子は太子が自分を覚えてくれていたわけではないと落胆するという…
妹子は受け側だけど男前だから、ただただ必死に太子にアタックする。こういう展開だと太子が思い出さなくても良さそうです。「今の私は見てくれないのか、」と妹子の腕を掴み抱きしめて、「確かに私は何も覚えてない、覚えてないけど、私はずっと、私に嫉妬しなきゃならないのか?やっぱりお前の一番は昔の、そのお前がいう太子なのか?……私はもうとっくに、君が、妹子が好きなのに」こうなると一番囚われてるのは妹子かもしれません。太子が前世を覚えていた場合だったら思い出させるなんてことしなさそうだ。恋仲になってからこういうことがあったんだよって語って、「どうして僕は覚えてないんでしょうね」と悲しげな顔をする妹子に「私が全部教えてあげるよ」と頭を撫でる太子。やっぱり太子は大人だと思う。妹子はまだ何処か子供な所があって、でもそれを必死で大人という仮面で隠そうとしている感じ。
…なんでこんなに必死に書いているんだ…(…

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